こんにちは。
名古屋栄・久屋大通のパーソナルトレーニングジム ORCA ( @fitness_orca ) の伊藤です。
こちらの記事では、フィギュアスケートについて解説していきます。
⚫︎ 質問
子供がフィギュアスケートのジャンプで高く飛ぶことができません。
どうすればいいですか？
以上のようなお悩みに対して、こちらの記事にて回答していきます。
✔︎ この記事に内容について
・ フィギュアスケート とジャンプ
・ フィギュアスケート で高く飛ぶために
・ フィギュアスケート のトレーニングとは
フィギュアスケートとジャンプ
フィギュアスケートは、氷上で行われるスポーツであり、スピン・ステップ・ジャンプを中心とした技術の高さや構成(プログラム)や音楽と合わさった表現力を踏まえた演技力からなる得点で競い合うスポーツです。
その中でも、ジャンプが占める得点の割合は非常に高いため、多くのスケーターはジャンプの技術レベルや完成度を高めることも重要と考えながらトレーニングを積み重ねています。
それだけでなく、2023年現在、今ではフィギュアスケートで世界で戦うとなればトリプルアクセルは当たり前とされるほどのレベルに達しているため、ジャンプ力を高めることは必須であると考えられます。
高く飛ぶために理解すべきこと
フィギュアスケートで高く飛ぶためには、まずは垂直方向に対するジャンプ力を高める必要があると考えられます。言い換えれば、地面に対して垂直に押す力(パワー)を高める必要があります。
そうした能力を有するためには、以下の条件をクリアする必要があります。
⚫︎ 高く飛ぶための条件
: 地面を押すという感覚を身につける
: 股関節から伸び上がるという感覚を身につける
: 股関節の筋力強化をする
それぞれについて、わかりやすいように掘り下げてみます。
地面を押す感覚
天井にタッチするように飛んでくださいと言われた時、あなたの意識はどうなるでしょうか。
多くの方は天井を触れることを意識すると思いますが、より高く飛ぶためには地面を強く押さないといけません。子供の場合、この地面を強く押すこと = 高く飛ぶ という認識がない場合があるため、高く飛ぶためには天井を触れるようにという指示よりも、地面を強く押しましょうという指示をする方が、飛べる可能性が高くなります。
声掛け一つで変わることもあるので、そのあたりを意識させてみましょう。
股関節から伸び上がる感覚
子供の場合、まだまだ体が出来上がっていないだけでなく、運動動作のバリエーションが少ないため、思ったように体を動かすことができません。簡単に言えば、覚えている英単語が少ないために会話がうまく行えない状態です。
主に、股関節 (お尻や太もも裏側) の筋肉を使って伸び上がる感覚がない場合があるため、氷上で跳ぶ練習よりも陸上で跳ぶ練習を徹底的に覚えさせてあげれるといいでしょう。また、高く跳んだらその分、着地時の衝撃が強くなり、筋肉へのダメージも大きくなります。そのため、着時動作の練習も同時に行わなければいけないと考えられます。
着地も含めた、適切なジャンプフォームを習得しましょう。
股関節の筋力強化
どんなにフォームが良くても高く飛べない場合、純粋に股関節を中心とした下半身の筋力が弱い場合があります。その場合は、筋トレを実施するといいでしょう。
子供の場合、筋トレはさせない方が良いという声を多数聞きますが、実際には適切な方法で行えば問題ないと考えられます。
>> 子供の筋トレに対する考え方
以下の種目を参考に、実施してみましょう。※ 自体重でも可
フルスクワット
⚫︎ 基本姿勢について
・ 足は腰幅程度 : 肩の真下に踵がくるように、つま先を少し外に向ける
・ バーの位置 : 頚椎7番目(首裏の突起)の下から肩甲骨の上で保持する
⚫︎ 動作について
① 少しお尻を後ろに引くようにしながらしゃがみ始める
② 胸を正面に向けた姿勢を維持しながら、深くしゃがむ
③ 骨盤後継または背中が丸くなる手前で切り返す
⚫︎ より効果的におこなうために
・ 膝から動き始めるのではなく、股関節から動き始めるイメージで行います。
・ 重心位置は土踏まずから踵に置くようにしましょう。
>> フルスクワット の詳細
ブルガリアンスクワット
⚫︎ 基本姿勢について
・ 足は腰のまま、前後に開く : 肩幅より広め ( 1.5倍くらい )
・ 後ろに乗せる台は低めにする : 膝より低い台やイスに乗せる
⚫︎ 動作について
① 前足重心を維持しながら、 スクワットと同様にお尻を引きながらしゃがむ。
② しゃがむ時に前脚の膝が、つま先より過度に前に出ないようにする。
③ 後ろ脚の膝が床にタップした瞬間、前足の踵・土踏まずで押し上がる。
⚫︎ より効果的に行うために
・ 1回ずつしっかりと真上まで起き上がりましょう
・ 可能な限り最大限可動域を出すように実施しましょう。
>> ブルガリアンスクワット の詳細
パフォーマンスにお悩みの方へ
ジャンプ力を高めるためには、動作の意識を変えたり技術レベルを高めることに合わせて、自身の体も作っていかないといけません。
こちらの記事を参考に、フィギュアスケートに挑戦されるお子様を持つ方で同じように悩まれている方は、一度考えてみると良いかもしれません。
気になることがあれば当施設のインスタアカウントからお気軽にご質問ください。
✔︎ お知らせ
筋トレのフォームに関するご質問は、インスタアカウントからのみ受け付けています。
@fitness_orca をフォローいただいたのち、ご質問ください。
※ 姿勢・動作のみ、評価させていただきます (回数や配列などはお伝えしません)。
また、本記事読んだり、様々な動画を見ても、トレーニング内容が正しいかわからない方や、パフォーマンスの伸び悩みを感じる方は、モニター体験も行っておりますので、以下よりお問い合わせください。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
